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2019年1月14日 (月)

女性の時代?

新年早々、テレビに出ることになった。地元の奈良テレビが毎週金曜日の夜に流している県政関係の報道番組で、25日に放映される「女性活躍」をテーマにした回のコメンテーターを頼まれたのだ。この日の放送は、荒井知事の肝いりで昨年末に発足した、「女性活躍推進倶楽部」と名付けた地元の企業の集まりが取り組んでいる、女性のための働きやすい職場づくりの現状とそこで働く女性たちの姿を映像で紹介し、再就職を望んでいる女性たちの後押しをしようというのがねらいという。

奈良県はもともと、女性の就業率が全国でも低く、それが長年の懸案になっていた。大阪のベッドタウンとして昔から県外就労者が多く、私も実はそのひとりだったが、女性の場合、遠距離通勤では家庭との両立がなかなか難しい。でも、結婚や育児で退職した女性の中にも再就職を望む声は多く、そんな女性たちの後押しになればとつくられた「女性活躍推進倶楽部」には、現在80社余りが加盟している。

実は今年のお正月に、「女の時代、なんていらない?」というコピーの広告が新聞の一面広告に出て話題になっていた。女だから、と強要される、女だから、無視される、女だから、減点される。そんな女の時代なんていらない。わたしは私なんだから」ーーこの叫びはまさにその通りだと思う。女の時代なんてもてはやされているうちは、本当の女の時代は実現しない。安倍政権の成長戦略の一つに、女性の活躍があげられ、「女性活躍薬推進法」も制定されたが、本当に大切なのは、まだまだ根強い性別役割意識の払しょくと、男性も含めた働き方の見直しだと思う。そんな思いもあり、番組では、働く女性の一先輩として、これから再就職を願う女性たちに、私自身の思いを伝えられればいいなと思っている。

思えば、”女の時代”という「ことばが広告で初めて使われたのは、80年代に入って間もないころだ。「いま、どれぐらい”女の時代”なのかな?」こんなキャッチコピーの広告を、すごく斬新な思いで受け止めたのを覚えている。今回と同じ西部系列の百貨店の一面広告で、その後に続いていたことばを今でもよく覚えている。

「もともとこれは、あまりにも長く続いた男性中心の社会に対する?として誕生したことばです。男性がいる、そして同じ数の女性がいる。この当たり前の事実を、社会がやっと真剣に考えるようになってきた。だから、”女の時代”はまだやっと幕が開きかけたところ。本当のものにするには、この言葉を支え、育てていく多くの手が、知恵が、仕組みが必要なはずです」。

あれから40年余。”女の時代”は、果たしてどこまで実現したのだろうか。

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